レプトスピラ症にご注意ください

八重山では例年６月から11月にかけて、河川での遊泳・レジャー、農作業の際に「レプトスピラ症」
に感染する患者さんが報告されています。

レプトスピラ症は病原性レプトスピラの感染によって引き起こされる人獣共通感染症です。
熱帯・亜熱帯地方を中心に全世界的に発生がみられ、国内でも東北地方から九州・沖縄と全国に広く
分布しています。

レプトスピラ菌は感染した動物の尿中に存在し、人は菌を含む尿に汚染された水（河川／淡水）や
土壌に触れることで感染します。
発熱、筋肉痛などのインフルエンザのような症状が現れ、初診が遅れ重症化すると肝臓や腎臓の機能
障害を起こし、死に至ることもあるため、注意が必要です。

報告された患者の多くが6－11月の時期に感染しており、推定感染機会をみてみると4分の3が河川での
レジャーや労働で感染しています。
そのため、夏期に川や滝などでトレッキングやカヌー、遊泳といったレジャーに参加したりや農作業等
に従事する場合には、適切な予防策をとり、淡水曝露後にレプトスピラ症に疑わしい症状を認めた場合
には速やかに医療機関を受診することをお勧めします　

【お問い合わせ】八重山保健所健康推進班　TEL：0980-82-4891